よう矢斬だ。
前回の続きだが、今日、別れが済んだ。
土曜未明から今日夕方までの怒濤の三日間だった。
あまりに突然で初めての事だらけで正直今現在、まだ「その」実感が無いと言うのが率直な気持ちだ。
でも現実は天国に旅立ってしまっている。
もう会う事も話し合う事も出来ない。
悲しい現実と実感が涌かない現実。
恐らくは今後日が経つにつれ実感していくことになると思う。
人間の命の儚さとは本当に驚くべきものなんだな。
そして生きると言う事、人生と言うものの辛さと苦しさ。
だってそうだろう。
残された者は悲しんだり自分を責めたりしてしまう。
逆に先に逝けば残した者を悲しみに追い込んでしまう。
どちらに転んでも悲しく苦しい道しか無い気がするんだ。
無論、楽しい事や嬉しい事もたくさんあった筈なんだが、こう言った時は間違いなくネガティブな思いしか浮かばない。
今の俺もそうだ。
まあその辺は和尚様なんかに問えば説法して頂けるんだろうが・・・・
失ってからわかるありがたみ。
よく聞くだろう?
ありゃあ本当だ。
人間生きている間に親兄弟はもちろん友達や同僚なんかにも誠心誠意尽くさなければいけないと思い悟ったよ。
そして俺は思う。
生前どんなにいい人でも、どんなに憎たらしい人でも、その一生を終えた時はノーサイドであると。
もちろん極悪犯とかそういうのは論外だぞ。
これからしばらくは四十九日やら初盆やらいろいろ対面すべき事はある。
その都度俺は感謝したり謝ったりしていきたい。
今日、3/31は青が映える晴天。
桜もほぼ満開の中の式。
まさに沙羅双樹。
自宅で眠ったまま逝き、身内は全員揃い、沙羅双樹。
最後までカッコいい男だよ。
母は言う。
今頃は溺愛していた大きな白い犬と天国で楽しく遊んでいるのだと。
俺もそう思う。
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